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キャラクターのジェスチャーを考えよう!

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ソニー・コンピュータエンタテインメントによる外国語活動の授業

 千葉・富里市立富里第一小学校で、2月21日、外国語活動をテーマとした「キャラクターのジェスチャーを考えよう」が5年生を対象に行われた。この授業は株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下、SCE)とNPO法人企業教育研究会が協力して開発。ゲームソフトを用い、英語を使って楽しくジェスチャーをする内容だ。
 世界中の人々と交流していくために、言語を用いてメッセージを正確に伝えようとすることだけでなく、子供たちに身ぶりや手ぶりなどのジェスチャーを交えて感情や思いを伝えようとすることをねらいとしている。

海外版のゲームは何が違うの?

 この授業ではSCEの社員と企業教育研究会のスタッフ、またビデオメッセージで参加するSCEの社員である「BOSS」の3者が授業を行う。BOSSのメッセージは全て英語で話される。子供たちはBOSSの話している内容を、聞き取れた単語や身ぶり、手ぶり、映った物をヒントに理解していく。
 導入では、BOSSからの自己紹介があり、まずはSCEが作っているゲームを体験してもらう。体験するゲームはゴルフを題材にした「みんなのGOLF5」の海外版「Everybody’s Golf」だ。日本で販売されているパッケージと海外版のパッケージを比較することによってゲームが海外で販売されていることを知り、海外で販売するためその国や地域に合わせたパッケージや表現をする必要性を学ぶ。ゲームを体験した子供たちからは「タイトルが英語になっている!」「背景が違う!」という声が上がった。

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BOSSからの依頼

 次に、BOSSから「海外版の新しいキャラクターのジェスチャーを考えて欲しい」という依頼が届く。子供たちは指定されたキャラクターのジェスチャーを考える。パー(まあまあ)、バーディー(嬉しい)、ボギー(悲しい)の3種類のジェスチャーを考えるように依頼された子供たちは、指定されたキャラクターの特徴を踏まえながらジェスチャーを考える。ジェスチャーだけでなく、それに合わせた英語のセリフをつけていった。キャラクターの特徴や英語のセリフは、各班に配られたPlayStation(R) Vitaに収録されており、画面を見ながらジェスチャーやセリフを考えた。
 最後に各班が考えたジェスチャーを発表。ビデオ撮影をした。最後に、SCE社員から「楽しくジェスチャーをすることが大切である」というメッセージをもらい、授業は幕を閉じた。撮影したビデオはBOSSに送り、後日メッセージが返ってくる。「外国の方に英語で気持ちを伝えたい時はジェスチャーで伝えられたらいいと思った」「自分で考えたジェスチャーをBOSSに送れたので、すごく嬉しい!」といった感想があった。

 この授業に関する問い合わせはNPO法人企業教育研究会(電話:043・308・7229、E-mail:info@ace-npo.org)まで。

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