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学校現場のさまざまなシーンで「食育」を

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日本マクドナルド「食育の時間」

 小学校や中学校の食育授業を支援するWEB教材「食育の時間」(URL=http://chantotaberu.jp)は、今年度で10周年を迎えた。この教材は、未来を担う子どもたちがバランスの良い食生活を送るための知識を身につけ、“食を選択する力”を養ってもらうことを目的に、日本マクドナルド株式会社がNPO法人企業教育研究会、株式会社NHKエデュケーショナルと共同して制作したもので、全国の学校で活用されている。教材提供だけでなく、授業用教具の無料貸出やDVD付き指導案冊子の無料配布など、「食育授業支援事務局」(NPO法人企業教育研究会内)が授業づくりのさまざまなサポートを行っていることが、活用継続の背景にある。

短時間でも実施できる食育指導例を追加

 10周年を機にDVD付き指導案冊子が刷新され、45分間で行う学習指導案に加え、新たに10分前後の短い時間でも食育や生活習慣を指導できるよう、教材の活用方法に関する情報が新たに追加された。授業にとどまらず、給食の前後の時間や身体測定の待ち時間、朝の学習時間などの短い時間を使った活用事例を紹介しており、さらなる食育指導が図られることを目指した改訂だ。また、WEB教材の内容でも、学習指導要領に則った一部改訂がなされており、DVD付き指導案冊子には改訂された教材自体も収録されている。インターネット環境がなくてもすぐに授業実施が可能となるDVD付き指導案冊子は教育関係者に無料配布されている。

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教職員研修会への講師派遣も実施中

 食育授業支援事務局では、授業づくりサポートの一環として、教職員を対象とした研修会等へ講師の派遣も行っている。WEB教材「食育の時間」を活用した授業のデモンストレーションで、授業の内容や展開、用意されている教材などが体験できるため、授業に活用しやすいと好評だ。過去に実施した研修や実際の授業実施などの様子は、「食育の時間」サイト(URL=http://chantotaberu.jp)で閲覧できる。サイトでは、「スポーツ食育」を題材に、子供たちが自ら考え、学べる10周年記念コンテンツ“放課後~スポーツを全力で楽しもう!もっと強くなれるヒミツ”も公開されている。
 「食育の時間」に関する問い合わせは食育授業支援事務局(電話043・308・7229)まで。

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