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ウインナーの手づくりを通じて「食」を考える

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日本ハムによる食育の出前授業

 日本ハム株式会社は、NPO法人企業教育研究会と連携して全国の学校で「ウインナーの手づくり体験教室」を実施している。この授業は、子どもたち食べることの大切さ、特に朝食の大切さについての知識を深めてもらうことを目的として実施しており、全国から実施校を募集する現在の形態になってからは今年で3年目になる。

朝食と加工食品について学ぼう!

 授業の前半では、同社の社員が講師となり講義を行う。一日の活力源である朝食の必要性を説明した後、短時間で調理がしやすい加工食品についても紹介。また、加工食品、ウインナーソーセージが工場でどのように作られるかなどについて学習を行う。
 その後、実際、工場で働く方からソーセージとハムとの違いやソーセージの種類について説明を受ける。

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ウインナーソーセージづくりを体験しよう!

 授業の後半では、調理室などで実際にウインナーソーセージづくりを体験。工場で働く方からウインナーソーセージづくりの手順を学んだあと、手づくりでの体験を行う。
 生の挽肉にスパイスを混ぜ、「スタッファー」と呼ばれる機械で羊腸に肉を詰めていく。子どもたちも羊腸に詰めていくが、はじめのうちは羊腸にうまく入らないことや、肉を詰めすぎて羊腸が破れることもあるが、スタッフや保護者がフォローする。30分程度で羊腸に肉を詰めたあとは、ねじってウインナーソーセージの形に仕上げ、ボイル(加熱)。
 ボイルしたウインナーソーセージをさらに、フライパンで焼き上げてできあがり。その後は自分で作ったウインナーを試食、という流れだ。
 はじめてソーセージづくりを体験した児童や生徒からは「動物の腸が使われているなんて知らなかった」「最初に羊腸を見たときは少し気持ち悪かったが、だんだん慣れて最後にはおいしいウインナーソーセージになったのでよかった」「加工食品を上手に使えば簡単に朝食ができる。家で手伝いをしてみようと思った」「食べるのはあっという間だけど、作るのには手間と時間がかかっていて、今後はよく味わって食べようと思った」などの感想がこれまでに多く寄せられている。

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