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50分で見直す家族のコミュニケーション

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ソフトバンクモバイル株式会社『みんなで考えよう、ケータイ』DVD教材を無料配布中

 携帯電話やインターネット利用の低年齢化が進み、情報モラルに関する指導が強く求められるようになった。学校内だけではなく、家庭や地域と連携した取り組みが必要になっている。
 平成21年1月末に文部科学省から出された「学校における携帯電話の取扱い等について(通知)」では「携帯電話を児童生徒に持たせるかどうかについては、まずは保護者がその利便性や危険性について十分に理解した上で、各家庭において必要性を判断するとともに、携帯電話を持たせる場合には、家庭で携帯電話利用に関するルールづくりを行うなど、児童生徒の利用の状況を把握し、学校・家庭・地域が連携し、身近な大人が児童生徒を見守る体制づくりを行う必要があること」と述べられている。
 保護者懇談会やPTAの研修会、家庭教育学級や地域の防犯組織の研修会等の機会に、家庭及び地域への啓発を図るにはどうしたらいいのだろうか。

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ドラマを見て感想を共有参加型の講座が可能に

 その答えの一つが『みんなで考えよう、ケータイ』の活用だ。ソフトバンクモバイル株式会社とNPO法人企業教育研究会が連携して全国の学校やPTA、地域団体などからの問い合わせを受け付け、DVD付きの指導案冊子を無料で配布している。
 DVDにはNHK教育テレビで放送された15分弱のドラマが2本収録されている。携帯電話を持たせる前に子どもと話し合う『ルールづくり編』と、子どもたちのトラブルを家族や学校で解決したり、未然に防止したりするための『コミュニケーション編』だ。ドラマを見た後、参加者で感想を話し合えるようになっている。また、ドラマの内容を振り返り、解説ができるスライドがダウンロードできる。冊子には、どちらのテーマでも50分程度で講座を進行するための指導案があり、誰もが参加型の啓発講座を進行できる。グループワークを通じ、何かあった時に保護者どうしで相談しあえる関係づくりのきっかけにすることもねらいの一つだ。
 教材を手にしたPTA関係者からは「どんどん進化する携帯端末に大半の保護者はついていけない。技術的には専門の方にお任せして、私たちはルールづくりとコミュニケーションを大切にすることを伝えようと考えています」という意見が寄せられている。

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