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ゲームとの付き合い方を考えよう!

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ゲームと上手に付き合うには??

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下、SCE)とNPO法人企業教育研究会が協力して行っている出張授業「ゲームとの付き合い方を考えよう!」が小学生を対象に行われた。授業はSCEの社員を招いて、ゲームとの付き合い方について考える内容だ。

なぜ、ゲームに夢中になってしまうの?

 授業の導入では実際にゲームを体験することから始まり、なぜゲームに夢中になってしまうのかについて考える。「現実ではできないことを楽しめるように」「何度でも遊んでもらえるように」ゲーム制作者が工夫していることを子どもに伝え、そんなゲームとどのように付き合っていくべきなのかを考えていく。

ゲームと上手に付き合うにはどんなルールが必要なの?

 次に、ある少年のゲームとの付き合い方の映像教材をみて、悪かった点を探しながら、ゲームで遊ぶ時に「家族のルール」を決めておくことの大切さに気づかせる。
 子どもたちは主人公の少年の悪かったところとして「遅くまでゲームをしている」「お母さんの言うことをきいていない」などの意見をあげていた。
 また、近年ではゲーム機でインターネット接続ができるようになっている。今後親が知らない間に子どもがゲーム機でインターネットを使い、トラブルに巻き込まれてしまう可能性が考えられる。
 そこで、巻き込まれる可能性のあるトラブルを取り上げ、映像教材を作成した。こちらについても家族間でのルールをきめておくことの大切さに気づかせる内容となっている。

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子どもの感想

 この授業を受けた子どもからは「ゲームをやりすぎるとそのことに夢中になりすぎて他の事が目に入らなくなることが分かりました」「インターネットで変な事件にまきこまれないよう使い方に気をつける必要があることが分かった」という感想があげられた。
 SCEと同法人では「キャリア教育支援プログラム」と題して2011年度も全国の小中学校で出張授業を実施予定。費用は無料。今回紹介した授業のほか、「ゲーム会社で働く人たち」、「ゲーム制作と理科の意外な関係」など全9のテーマがある。

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