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ゲームで算数を学ぼう

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ソニー・コンピュータエンタテインメントによる算数の授業

 「ゲームのキャラクターになった感じで算数ができた!」「分数についてなぜ逆数にするのかがわかった!」

ゲームで分数を考えよう

 千葉県内の小学校6年生での授業の様子だ。この授業は、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)とNPO法人企業教育研究会が共同で実施している「ゲームを題材とした授業」の一環だ。この日のテーマは「分数のかけ算とわり算」。SCEのゲームキャラクターを用いながら授業を行った。

なぜ分数の割り算は逆数にするの?

 授業は、分裂や合体という特性をもつ「ロコロコ」というゲームキャラクターが登場するFLASHゲームを使い進められた。ゲームのオープニングで、「ロコロコと一緒に分数を解いて、惑星を侵略する敵を倒そう!」と呼びかけられると、子どもたちからは「おー!」という声があがった。惑星を守るために3/5×7/8や2/5÷1/2などの問題を解いていく子どもたちに、「ただ問題を解くだけでなく、『なぜそうなるのか?』についても考えよう」と指示をするNPOスタッフ。問題の解答では、「ロコロコ」が1/40や1/5に分裂し、「なぜ分数の割り算は逆数にしてかけるのか」などをアニメーションで解説した。
 また、授業の最後には、子どもたちが2/5÷1/4の問題の考え方を黒板で説明。分数の考え方がきちんと身についたことを証明した。
 授業を担当した教師は「分数のわり算やかけ算の考え方を、アニメーションで説明するので理解しやすかったと思う。子どもたちの人気のキャラクターなので、世界に入り込みやすかったのでは」と感想を話した。

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