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学んだ英語を活かそう!

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日本アイ・ビー・エムと連携した英語教育

 「英語を話せるということは人生を豊かにしてくれる。」

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、IBM)の音声認識プログラムを活用した英語の授業がNPO法人企業教育研究会との連携のもと、横浜市立上の宮中学校で実施された。

IBMの英語教育支援プログラム

 使用された音声認識プログラムは、IBMが読み方や発音などの英語教育支援を主眼に開発した「Reading Companion」(http://www.readingcompanion.org/)。インターネットで画面上に表示される本を利用者が読み上げ、その音声をプログラムが認識。発音や文章の正確さに応じてさまざまなフィードバックを返すシステムになっている。他にも、読む対象としてオンライン上の数多くの本を選んでの学習や、ネットワークを介しての点数集計なども可能。

英語を使って働く人の姿から学ぶ

 授業ではゲストとしてIBMのシステムエンジニアの竹尾さつみさんが登場。会社での竹尾さんの1日をVTRで紹介し、アメリカ、カナダ、インドなどさまざまな国籍の社員と日常的に英語を使用しながら働く姿を紹介。また、他にも通訳やフライトアテンダントなど英語を多く使用する職業の例や、映画の字幕版や日本の漫画の英訳版で、習った英語がさまざまな場面で役に立つことを学んだ。

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難しさと楽しさを実感

 次に「Reading Companion」を体験。マイクを使って発音すると、その度に画面上のキャラクターから返ってくる「Good」や「Very Nice」といった反応に目を輝かせていた。逆に反応が芳しくないと、発音について先生へ質問をしたり、「ここの発音って難しいのかな?」などと生徒同士で相談する場面が見られた。
 体験の後は、他のIBM社員がVTRで登場し、英語の学習法を紹介。ラジオ講座やe-learningの活用といった生徒には耳慣れない勉強法や、絵本を読んだり英語歌詞の曲を歌ったりといった個性的かつ身近な学習法が飛び出した。VTRの最後には日本IBM最高顧問の北城恪太郎氏が登場。冒頭のメッセージを送り、授業は締めくくられた。
 IBM社会貢献部の横田由美子さんは、「インターネットに接続できる環境であれば生徒たちがいつでもどこでもゲーム感覚で楽しみながら勉強できるReading Companion。「英語が楽しくなった」との嬉しい声に音声認識技術を用いた新しい英語教育の可能性を強く感じました」と話した。

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