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自分の長所を知り、自分を紹介する記事を書こう

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読売新聞「教育ルネサンス ことばの授業」

 読売新聞東京本社がNPO法人企業教育研究会と協力して行っている出前授業「教育ルネサンス ことばの授業」に新たに高校生向けのプログラム「自分の『顔』を書こう」が加わった。自分の長所や特技を客観的にとらえた上で、読売新聞2面に掲載されている記事「顔」のスタイルで自分を紹介する記事を書くため、自己PRする力を伸ばすことも期待できそうだ。

「今日は自分のことを語り合ってもらいます」

 読売新聞の記者と企業教育研究会のスタッフは9月、福島県立石川高等学校に出かけた。最初に「顔」の記事の特徴について、「現在」「過去」「未来」の順番で必要な要素を書いていることを説明した。
 さらに自分が頑張っていることをテーマに3人1組でインタビューしあう。その下準備として自分が頑張っていることをプロフィールカードに書き出す。部活動、アルバイト、趣味、資格取得など内容はさまざま。それをもとに5分の制限時間内に質問をぶつける。聞き手は相手から情報を引き出して話を広げてメモをとり、話し手はわかりやすく説明する。自分自身のプロフィールカード、取材を受けた際に友人にとってもらったメモ、これで材料は集まった。

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「顔」の記事を書いてみよう!

 2時間目は実際に『顔』の記事を書く。「現在」「過去」「未来」と区分けされた原稿用紙を埋めていくが、どの段落から書いてもよい。書きやすい段落から書き、約440字の原稿用紙を30分程度で書き上げた。記者がいくつかの作品をピックアップして読み上げて評価した。
 生徒からは「責任を持って部活動やアルバイトをしている自分の長所がわかった」「本音を話せたのが良かった」「自分を見つめ直す良いきっかけになった」という感想も出て、新たな発見があったようだ。自分と深く向き合い、長所を知ることにもなることから、就職や進学の面接対策にもなったようだ。

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