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音をテーマにアニメについて学ぼう!

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株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント「アニメ制作とその仕事に関わる人たち」

 「いつも見ているアニメって、どうやってできているのだろう?」
 テレビや映画など、日常的にアニメを見る機会は多いが、どうやって作品ができているか、どんな人が関わっているのか、ということについて知る機会は意外と少ない。そんなアニメ制作の裏側を紐解く新しい授業が、2013年2月26日、クラーク記念国際高校 横浜青葉キャンパスの高校1年生を対象に実施された。

リアルな作品の制作の様子

 授業の冒頭で、授業の教材となるアニメ映画の予告映像を見せると、生徒から一斉に歓声が上がった。本授業では2013年末に公開された『青の祓魔師 劇場版』を題材に、アニメ制作について学習する。前半部分では、制作現場を追ったビデオを見ながらどのような人がどのようにアニメ制作に関わっているのかを学習。普段見ることのない制作現場の様子に生徒たちは興味津々だ。また、ビデオだけでなく授業当日は制作に関わる企業として、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントとそのグループ会社、株式会社アニプレックス、株式会社A-1 Picturesからそれぞれ担当者が来て生の声でも解説した。

写真

アニメの音

 授業の後半では、発展としてアニメの音について注目していく。アニメの音はセリフ、BGM、SEなどが効果的に使われていることを確認した後に、音作りの仕事の一部として作品の一部を使い、アフレコ作業を体験。体験時には映画で登場するキャラクターの声優本人が生徒に向けたアドバイスをビデオで見てもらった。班ごとにタブレット端末を使いながら練習した後に本番。緊張感の中でも生き生きと楽しそうにアフレコに挑戦する様子が見られた。
 授業後、生徒からは「アニメ作りはとても大変で多くの人が携わっているということを知り、驚きました」、「今日アフレコを体験してみて、アニメを身近に感じることができてとても嬉しかったし、アニメの新しい側面も知ることができました」といった感想が上がり、アニメに対する新しい発見があったようだった。
 本授業はNPO法人企業教育研究会と株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントが協力し授業を開発。2013年度はこれまでに行ってきた「私たちの音楽と著作権」の授業と併せて関東地方の中学校、高等学校で授業実施校を募集する。
 授業に関する問い合わせは、以下まで。NPO法人企業教育研究会・事務局(電話:043・308・7229)

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