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インターネットかわら版 バックナンバー
世界の人々とともに生きる ODA民間モニターからの報告
[ 趣  旨 ]
世界には今なお150を越える開発途上の国や地域があります。国際社会の中で生きていく日本、その将来を担う子どもたちに、日本政府の途上国援助(ODA)の現状を伝え、国際協力を担う人材を育てるため、日本教育新聞では「世界とともに生きる日本 ‐ODA民間モニターからの報告‐」をインターネットかわら版として発行することになりました。国際理解教育・開発教育の生きた教材としてご活用いただければ幸いです。
APIC 財団法人 国際協力推進協会
財団法人国際協力推進協会(APIC)は、政府の途上国援助(ODA)などの調査、研究、資料の収集、広報活動を通して国際協力の推進を図っている「国際協力情報提供・広報センター」です。
外務省ODA WEB SITE
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インターネットかわら版第1号
世界とともに生きる日本
ODAインターネットテレビ
ODA民間モニターからの報告(1) スリランカ
ODA民間モニターからの報告(2) フィリピン
ODA民間モニターからの報告(3) バングラデシュ
ODA民間モニターからの報告(4) 中国
ODA民間モニターからの報告(5) モンゴル
ODA民間モニターからの報告(6) モロッコ
インターネットかわら版ダウンロード
[  第1号  ]
インターネットかわら版PDF ブロードバンド用(2.21MB)
インターネットかわら版PDF ナローバンド用(974KB)
(注意)Webから直接開こうとしてエラーになる場合には、右クリックして「対象をファイルに保存」を選び、一度パソコンに保存してからPDFを閲覧してください(Windowsの場合)。
世界とともに生きる日本

子どもたちに日本政府の途上国援助(ODA)の現状を伝え、国際協力を担う人材を育てる

■かつて援助を受けていた日本
第二次大戦後、疲弊した日本は世界から様々な支援を受け、今日の繁栄を築くに至った。しかし世界には今なお150以上の開発途上国があり、日本は「政府開発援助」(Official Development Assistance :以下ODA)を通じて、さまざまな支援を展開している。

■日本のODAはどのように役立っているのか?
海外で実施されるODA事業は、実態や成果、事業関係者の状況が見えにくいため、「ODA民間モニター」(市民がODAの現場視察を行う制度)が平成11年度に発足した。平成18年度はスリランカ、フィリピン、バングラデシュ、中国、モンゴル、モロッコの各国に、教員5名、一般10名のモニターが選出され、現地に派遣された。
岩屋外務副大臣へ報告書を手渡すモニター代表者

■ODA民間モニターからの視察報告
海外派遣を終えたモニターは、それぞれの視点でODAの実情と今後の課題・期待などを報告書にまとめた。この報告書は平成18年12月22日、6ヶ国のモニター代表者から岩屋外務副大臣に手渡された。
岩屋外務副大臣は「より有機的に、またより効果が上がるようなODAを国民の声を反映しながら実施していきたい。」とのべた。バングラデシュ派遣の高校教諭、舟橋周作氏(愛知県)は「報告書を通じて、日本の教員に、広い視野でさまざまな問題を抱えた国々が現実にあるということを児童生徒に伝えてほしい」と語った。
スリランカ、フィリピン、バングラデシュ、中国、モンゴル、モロッコのODAを視察した民間モニターの代表6名が岩屋外務副大臣(写真中央)を訪問し、報告書を提出。


ODA民間モニター報告会開催!
平成19年2月3日(土)、4日(日)に開催される「ワンワールドフェスティバル」(於:大阪国際交流センター)でもODA民間モニター報告会が開催されます。
詳しくは http://www.apic.or.jp/plaza/ をご参照ください。
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ODAインターネットテレビ

■ODAインターネットテレビで開発途上国の映像を配信
モニターが視察したODA事業の映像は「ODAインターネットテレビ」で配信されており、国際理解教育や開発教育の教材として、今後の授業での活用が期待される。DVD版も無料配布されている。
 また、開発途上国のODA事業を紹介するテレビ番組「世界とともに生きる ODA TODAY」(毎週土曜日午前11:45〜11:50)がBS JAPANで放送中。

問い合わせ :
ODA民間モニター事務局 <(財)国際協力推進協会(APIC)内>
電話 : 03-3947-3541
E-mail : monitor@apicplaza.ne.jp
ODAインタネットテレビではODA事業の映像を配信している
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ODA民間モニターからの報告(1) スリランカ

「津波災害からの復興」

[ ODA事業の概要 ]
■津波災害・復興ノンプロジェクト無償資金協力
2004年12月に発生した広域津波災害により、死者・行方不明者38,000名以上、被災者80万名以上、家屋損壊数約8万戸等甚大な被害が生じ、漁船の80%が全損あるいは破損、全国12の漁港の内10の漁港が破壊され、壊滅的な打撃を受けた。主要都市を結ぶ沿岸部の幹線道路も大きな被害を受けた。津波災害後の復旧・復興支援として、日本は漁港再建、警察署再建及び南部の橋梁復旧などを図った。
津波で被災した家屋

[ ODA民間モニター報告 ]
■坂口親宏さん(和歌山県)
「ゴール漁港からバスターミナルへと移動するバスの中では被災当時の惨状が思い起こされ目頭が熱くなるのを感じた。また被災現場近くで工事をしていた熊谷組がいち早く重機を投入し、復旧にあたった事実は日本では殆ど知られておらず、被災地域で献身的な活動をされた日本の技術者がいたことを誇りに思いたい。いまだにテント暮らしの被災者がいることも初めて聞く事実で、今後は防災教育や警報伝達システムの構築、ならびに生活再建・コミュニティ強化支援事業を長期的に進めていかねばならない。」
被災したゴール漁港の再整備

坂口親宏さん
(和歌山県)
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ODA民間モニターからの報告(2) フィリピン

「貧困からの脱却」

[ ODA事業の概要 ]
■酪農開発強化プロジェクト
フィリピンが行う酪農家を主体とした「国産牛乳の生産性向上」を図った酪農政策に関し、協力隊派遣プロジェクトとして組織的・総合的な技術支援をフィールドレベルで展開する。風土に適した牛群の飼育頭数の増加、給餌と草地管理に関連した指導者普及法と農家の飼養管理技術の向上、酪農家の生乳の品質管理向上と指導者の養成を図る。
現地で活動する青年海外協力隊員

[ ODA民間モニター報告 ]
■山方 元さん(愛知県)
「この酪農プロジェクトは、日本とフィリピンの酪農・農業の専門家が戦略を立案し、対象となる地域を選び、シニア隊員や青年海外協力隊員がチームを作り、比較的長期間にわたって総合的に取り組まれていた。北海道大学にも留学されたフィリピン側の専門家、コーディネイトしている日本のシニア隊員、日本の大学で先進技術を学んだ日本の青年海外協力隊員が現地に溶け込み現地の方々と交流している様子を見て、このプロジェクトの成功を祈りたい。またココナッツ農家の副業として行われている点も無理がないのも評価できる。住民の組織化、住民組織のリーダーシップや能力の開発などのエンパワメントと相乗効果を発揮させていって欲しい。」

山方 元さん
(愛知県)
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ODA民間モニターからの報告(3) バングラデシュ

「農村住民の社会参加」

[ ODA事業の概要 ]
■グラミン銀行による農村開発信用計画
全人口の約8割を占める農村人口のうち、大半が農業に従事している。この半数以上が土地なし農民で、公的な金融機関にアクセスできず、低水準の生活を余儀なくされていた。グラミン銀行は、1983年に設立された特殊銀行で、五人一組の連帯保証に基づく貸付方式により無担保にて少額資金貸付(マイクロクレジット)を行っている。融資対象は94%が女性であり、女性の地位向上にも貢献していると評価されている。本事業は、井戸、生産機器等の生産財に対する融資を無担保にて供給することにより、農村部における土地無し貧困層の生活・生産活動を支援するもの。
グラミン銀行の融資を受け活動している女性たち
[ ODA民間モニター報告 ]
■百崎正俊さん(大阪府)
「今回のバングラデシュ訪問の中で、私が見てきたいものの一つが、ODA活動が、イスラム圏の女性の地位向上や社会進出にどれ位役立っているのかという点であった。村に集まった大勢の女性達。最初1000タカ(2000円)程度の少額資金貸付を受け、養鶏等自分の希望に沿った事業を起こし、徐々に規模を拡大している。女性が経済的自立を果たし、そのことによって、社会の中での女性の【居場所】が作られている事を強く感じた。彼女達に直接質問した中で、「グラミン銀行から融資を受け事業を広げ、そのことによって、夫や家族が感謝してくれてうれしい」と語ってくれた女性の“自信”に満ちた瞳の輝きが今でも強く印象に残っている。」
百崎正俊さん
(大阪府)
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ODA民間モニターからの報告(4) 中国

「発展の影で」

[ ODA事業の概要 ]
■日中友好環境保全センタープロジェクト フェーズIII
1980年代後半、中国では急激な経済成長に伴い、大気汚染、水質汚濁等の公害問題が顕在化してきた。このため、1988年の日中平和友好条約締結10周年を記念して、無償資金協力による「日中友好環境保全センター」の建設が合意され、1996年にセンター建物の建設及び諸施設が完成した。技術協力は、1992年から3つのフェーズにわたり、計15年間に実施されている。これまで、環境モニタリング、公害防止技術研究、環境政策研究、人材育成研修、環境情報の整備等が実施されてきた。現在実施中のフェーズIIIにおいては、(1)循環型経済推進のための人材育成、(2)企業環境保護監督員等の育成、(3)環境保護基本法や環境影響評価法導入のための支援を実施している。このほか、ダイオキシン分析技術や黄砂を含む都市大気中粒子状物質発生源の解析研究等に関する技術支援を実施中。

[ ODA民間モニター報告 ]
■河合美樹さん(東京都)
「中国では大気汚染や水質汚濁などとても深刻であるが、それでも、この10年くらいで中国の環境管理はかなり向上しているという。無償資金協力によって建設された日中友好環境保全センターでは、ダイオキシンの分析技術と分析管理能力の向上など、無償資金協力によって建設された日中友好環境保全センターでは、ダイオキシンの分析技術と分析管理能力の向上などが行われていた。環境管理が向上しているとは言っても、まだまだ中国は多くの課題を抱えている。日本の持っている技術で、この課題を少しずつ解消していく取り組みは、地道ながらとても重要で必要な支援だと感じた。すぐに効果が出るものでないため、支援による効果があまり見えないが、長い目で見た場合に中国にとって、大きなものになるであろうと思った。」
河合美樹さん
(東京都)
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ODA民間モニターからの報告(5) モンゴル

「都市基盤整備(水供給・廃棄物処理)」

[ ODA事業の概要 ]
■ウランバートル市給水施設改善計画
モンゴル国にて平成15年5月に閣議承認された総合計画「ウランバートル市マスタープラン2020年」では、同市の人口急増を予想し、水供給対策を最優先事項の一つに掲げた。また、同市郊外のゲル地域(木造式、テント式混在の住宅密集地域)では、生活排水等による地下水汚染もあり、不衛生な井戸水、湧き水使用による伝染病も発生している。本計画は、将来の水需要を満たすために必要となる新たな水源開発等を行い、併せて、給水システムの維持管理に係る技術移転を行うもの。事業概要:良質な地下水を有するトーラ川上流水源に16か所の新規井戸と8棟のポンプ小屋を建設し、導水管を敷設。老朽化が著しく水の安定供給に支障を来しているトーラ川沿いの中央水源のポンプ2台を更新。給水施設を運営するウランバートル市上下水道公社の経営改善支援を実施。

[ ODA民間モニター報告 ]
■小林みずほさん(山形県)
「視察した水源のある現場付近は、都心部から離れたウランバートル郊外にあった。そこから冬は氷点下30度を越す寒さの中、各地区に水を供給するためにパイプを引くのは並大抵のことでないことは察しがつく。聞けばパイプが凍らないように3メートル地中に埋めなければいけないことなど、配管に関してモンゴル独自の工夫が必要であったということだった。
市上下水道公社では、無償資金協力を受けるだけではなく、モンゴルの技術者に対して短期・長期での人材育成をしていくことを課題としてあげていた。この施設が、日本の援助が離れた後もモンゴルにおいて生命線として活躍し続けてほしい。」
小林みずほさん
(山形県)
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ODA民間モニターからの報告(6) モロッコ

「希望の水・ハッターラ修復」

[ ODA事業の概要 ]
■ブヤ・ハッターラ修復計画
モロッコ南部・東部の乾燥地帯は水源の確保が非常に難しい地域である。タフィラルト地域においても地域住民は生活用水・農業用水を伝統灌漑施設(ハッターラ)から得ているが、老朽化による漏水などの影響により水量確保が年々困難となり、農業生産の縮小等、地域の発展の大きな阻害要因となっている。日本の支援によりハッターラの改修工事を行い、通水の安定化と灌漑耕作地面積の拡大、農業生産物の生産性の向上を図る。
伝統灌漑施設
(ハッターラ)
[ ODA民間モニター報告 ]
■小野内博史さん(愛知県)
「モロッコの砂漠地域に12世紀から伝わる伝統的な灌漑設備であるハッターラ。そこには先人の知恵と工夫がある。このハッターラのおかげでこの砂漠地帯に人々が住み続けてきたのである。しかし長い年月を経て、その傷みも激しいといい、利用されていない数も多い。そのハッターラの修復に無償資金協力をすることで、人々にまた砂漠地域での生活が可能になった。村落に流れる一筋の水路。その先に広がる緑の畑。この村では、飲用、農業用、家庭用の水が安定的に供給できるようになった。さらに水路に砂がたまれば村民みんなでかき出すようになったという。水が貴重な地だからこそ、ハッターラは民族にとって大切なシステムとなっている。」
村落に流れるハッターラの水路

小野内博史さん
(愛知県)
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■協力
財団法人国際協力推進協会(APIC)
ODA民間モニター事務局

■インターネットかわら版に関するお問い合わせ
〒105-8436
東京都港区虎ノ門1-2-8 虎ノ門琴平タワー8F
TEL : 03-5510-7800
FAX : 03-5510-7802
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