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環境・エネルギー学習の授業づくり
(17) 迫力の実物展示に圧倒
電気の歴史伝える「電気の史料館」(神奈川県横浜市) (平成19年1月15日)

「電気っていつできたの?」「誰が見つけたの?」「昔の人ってどんな風に使っていたの?」
そんな調べたい・知りたい電気の原理や歴史を、自分の目で直接確かめることができる「電気の史料館」(神奈川県横浜市)が話題を呼んでいる。
東京電力が「明治時代より引き継がれてきた『電気づくりの精神』を現代に伝え、次の時代に語り継いでいく」ことを目的に平成13年12月に開設したもので、アーク灯やエジソン式直流発電機、火力発電所のタービン発電機、電気自動車、3種の神器(洗濯機・冷蔵庫・テレビ)といった当時の貴重な実物・実機を展示しているのが最大の特徴。これまでに多くの小中学校が「総合的な学習の時間」などで利用してきた。

副教材で楽しく学習

その人気の秘密は「単に自由に展示物を見てください」という形式ではなく、理科や社会科、「総合的な学習の時間」などに活用できる電気の原理や歴史を題材とした副教材=「ワークシート集」(15種類)を準備。事前に引率教師と効果的な学習方法について打ち合わせができる「学習支援プログラム」を用意していることだ。
「ここは永年使われてきた実物・実機を揃えた博物館です。こうした『時』の痕跡を残す本物の迫力や設備の巨大さに接することで、子どもたちが体験できる驚きや発見をよりストレートに学習に結びつけてもらおうと、地元の横浜市教委とも相談しながら同プログラムを整備しました」と同館企画運営グループマネージャーの沖健志朗課長。具体的には15種類の中から教師が「その授業に必要だ」と考えるワークシートを選んで、子どもたちがそこに書かれている内容を同館の展示を通じて調べていく。
「例えば『なぜ三種の神器とよばれたの?』というワークシートには3種の神器を調べて名前を書きましょう、いつごろ使っていたの?といった設問が載っていますがこれを館内で調べ、その結果を直接記入して完成させることで学習していきます」(沖課長)。もちろん子どもたちには、東京電力OBなど経験豊かな電気の専門家(アテンダント)が付き添い、親切丁寧に分かりやすく解説してくれるなどサポート体制も万全だ。

同館に展示されている火力発電用のタービン。すごい迫力だ。
同館に展示されている
火力発電用のタービン。すごい迫力だ。

小学生でも楽しみながら学べる工夫が満載の館内
小学生でも楽しみながら
学べる工夫が満載の館内

学校利用の入館料は無料に

小中学校に限らず展示内容の充実度から「大学の電気工学系の学生たちも見学に来るほどです」(沖課長)という。この1月からは次代を担う子どもたちの「教育」を最優先。小学校から高校の児童生徒が、校外学習(総合学習や修学旅行など)として利用するために事前予約した場合は、入館料を一切無料とした。引率教師の事前見学も積極的に受け入れている。

■問い合わせ:045−394−5900(代表)
■電気の史料館HP:http://www.tepco.co.jp/shiryokan/index-j.html

エネルギー教育全国協議会
※このほかにも、エネルギー教育全国協議会のホームページにはエネルギーに関する授業のアイデアが多数掲載されています。
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