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環境・エネルギー学習の授業づくり
(15) 授業と見学で理解深める
川越電力館テラ46の「電気教室」 (平成18年9月18日)

「これは人工衛星から見た夜の地球の姿=『光輝く星☆地球』です。これを見た感想は?」。講師の問い掛けに「都市の部分が光輝いている」「日本列島があまりにも明る過ぎる」。思い思いに発表していく中学生たち。
8月23日(水)三重県川越町の中部電力・川越火力発電所の敷地内にある、地球とエネルギーのかかわりについて学べるテーマパーク仕立ての学習施設=「川越電力館テラ46」の会議室。答えているのは、愛知県刈谷市内の中学校6校合同で実施された「刈谷市中学校電気教室」に参加した生徒たち。メーンの川越火力発電所見学の前に行われた予備知識習得のためのオリエンテーションの模様だ。

講師の所卓男サイエンスマネージャーはエネルギーを生み出す発電方式を詳しく解説したり、圧力釜を使って原子力発電や火力発電の原理を実験したりと、巧みに生徒たちの興味を引き付け関心を喚起する。さらには自転車のペダルを漕いで発電する機器=「ジョージ君」を使って「電子レンジを1分間使用するには、約1000ワットの電力が1分間必要です。ところがみなさんが苦労して漕いでもせいぜい170ワットでほんの一瞬だけ。いかに発電が大変か実感できたと思います」と発電の大変さも体感させていく。

そしていよいよ発電所見学のスタートだ。中部電力・川越火力発電所は燃料にLNG(液化天然ガス)を使ったとてもクリーンな発電所。超々臨界圧二段再燃方式の1・2号機と、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたコンバインドサイクル発電方式の3・4号系列を持ち、総出力480.2万キロワットを誇る世界最大級の火力発電所。その威容と迫力に生徒たちも興味津々だ。
まずは3・4号系列の中央制御室。「ここは明るさ・静けさ・広さの3拍子そろった環境が自慢です」という説明にうなずく生徒たち。逆にタービン建屋は、7基のタービンと発電機が回る大きな音と、夏場には約40度の高気温が支配する“動”を感じさせる空間。まさに「発電」を実感できる雰囲気に生徒たちの表情も引き締まる。約40分見学した後は昼食を挟んで今度は電力館で存分に、見て、触れて、実感して、遊びながらエネルギー面白体験だ。

自転車のペダルを漕いで自ら「発電」の大変さを実感
自転車のペダルを漕いで
自ら「発電」の大変さを実感

発電所の中を見学。教科書では得られない貴重な体験だ
発電所の中を見学。
教科書では得られない貴重な体験だ
引率してきた刈谷市立雁が音中学校の杉田敦教諭は「これまでに何回か利用していますが、丁寧で分かりやすい説明と迫力ある実際の発電所見学、そして川越電力館の体験展示がセットになっていて、エネルギーについて学ぶには格好の施設です」と評価する。
同館をはじめ、全国の電力会社などが設置する学習施設では、見学や体験などをふんだんに盛り込んだ学びを提供する学習プログラムを積極的に実施している。ぜひ有効に活用して欲しい。

■川越電力館テラ46のHP:http://www.chuden.co.jp/kawagoe-pr/

エネルギー教育全国協議会
※このほかにも、エネルギー教育全国協議会のホームページにはエネルギーに関する授業のアイデアが多数掲載されています。
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