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環境・エネルギー学習の授業づくり
(06) 電力会社の出前授業を活用して電気を感じて・つくって・使う
四国電力による出前講座 (平成17年03月18日)

電力会社の出前教室活用

「今日はいろんな実験を通して電気を感じて・つくって・使ってもらいたいと思います」という講師の言葉に「何が始まるのだろう?」と期待に胸を膨らませる子どもたち。徳島・池田町立西山小学校(松田三枝子校長、児童数11人)の全児童と、併設されている西山幼稚園(松田三枝子園長、園児数3人)の計14人、教員7人、保護者8人が一緒に参加した「エネルギー講座」の模様だ。

「今回の授業は、池田町の豊かな自然を守る意識を、心の触れ合いを通して家庭や地域とも連携して取り組んでいくきっかけにすることと、学校ではできない実験を体験させることで、『科学(理科)ってこんなに面白いんだ』という意識を育てることが狙いです」と松田校長。同校PTA会長・瀧本忠志氏の発案で設定したという。

興味引くプログラム豊富に

指導するのは、四国電力(株)池田支店のエネルギー広報促進担当の渡辺三郎課長と下大寺公仁担当の2人。電気のプロが、興味・関心を巧みに引きつけながら、やさしく解説していく。

当日用意されたプログラムは(1)液体窒素を使って、バナナで釘が打てるかを実験する「低温の科学」(2)プラスチックパイプで静電気を起こし放電させ、電気を感じる「静電気の科学」(電気を感じる)(3)火力発電の模型を使った発電や風力発電、太陽光発電の実演を通して発電を知る「発電の仕組み」(4)硬貨を使った電池をつくり、メロディフォンを鳴らす「33円電池の実験」(5)牛乳パックにパンのタネを流し込み、電極をセットして実際においしいパンをつくり、電気の流れる仕組みや膨らむ原理を考える「電気パンの実験」などの内容。

「ワッ、腕にビリビリきたよ!」 電気を感じる実験に子どもはおおはしゃぎ
「ワッ、腕にビリビリきたよ!」
電気を感じる実験に子どもはおおはしゃぎ

火力発電と原子力発電の原理を圧力釜を使って分かりやすく説明する
火力発電と原子力発電の原理を
圧力釜を使って分かりやすく説明する
家族で話すきっかけに

「静電気の科学」では10人ほどの子どもと保護者、教員が手をつなぎ、1人が静電気をためたカップに触ると、その瞬間に「ウワー」「しびれた」と歓声が。「家庭の電源は100ボルトだけど体験した静電気は何ボルトあると思う?」と講師。「200」「80」などと答える子どもたち。「実は1万ボルトもあるんだよ」という説明にビックリ。その後なぜ大丈夫だったのかを詳しく説明していく。また「33円電池の実験」では10円玉3枚と1円玉3枚それぞれの間に食塩水に浸した画用紙を挟んで電池を作成。きれいな音色を奏でるメロディフォンに耳を傾けながら、「66円や99円の電池にすると音はどうなるの?」と、子どもたちの興味はどんどん広がっていく。

約1時間半にわたる授業を終えた子どもたちは、出来上がった電気パンをほおばりながら全員が「本当に楽しかったよ」。保護者の1人も「大人にとっても勉強になり、楽しい経験でした。家でもエネルギーや環境問題について、話し合おうと思います」 「さすがは電気のプロです。分かりやすい内容で、電気が少し身近になったと思います。機会があれば何度でも開きたいですね」と松田校長と瀧本PTA会長。渡辺課長も「要望があればいつでも出前講座に応じます」と他校からの要請を待っている。

■四国電力HP:http://www.yonden.co.jp/

エネルギー教育全国協議会
※このほかにも、エネルギー教育全国協議会のホームページにはエネルギーに関する授業のアイデアが多数掲載されています。
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