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環境・エネルギー学習の授業づくり
(03) 2学年合同、外部連携など、工夫凝らして学習を発展
千葉・我孫子市立布佐中学校  泉 夏樹教諭 (平成16年09月17日)

授業の概要

対象学年:中学2、3年生
テーマ:エネルギー環境学習
教科名:総合的な学習の時間
期間:6月から12月(週2時間)
授業計画:
(1)ハンドブック作成(各自でハンドブックを作成し、内容などを確認)
(2)ガイダンス(学習の目的、内容、進め方などについての説明)
(3)共通学習(全体的な内容について大まかにつかむ、講義)
(4)共通学習U(講義から自分の学習分野を選択・・・体験)
(5)学習計画書作成(学習課題、学習計画と方法などの検討)
(6)課題追求(体験学習を通して、各自の課題を解決)
(7)討論会(テレビ会議システムで他校と討論、情報交換)
(8)学習のまとめ(レポートなどで自分の学習をまとめる)
(9)講座内発表会(講座内で全員が発表)
(10)全体発表会(全校の前で代表者が発表)
ねらい:
1.エネルギー環境問題についての興味・関心を高める。
2.学習課題を自ら考え、計画を立てて、解決していく力を育成する。
3.自分の学習した内容をほかの人へ分かりやすく伝えようとする力を育成する。
4.新エネルギーと原子力発電について知る。

千葉・我孫子市立布佐中学校  泉 夏樹教諭
千葉
我孫子市立布佐中学校
泉 夏樹教諭
未来の社会の担い手にエネルギー・環境問題の興味・関心を持たせる必要性

人間が生きることで、たくさんのエネルギーが必要となる。エネルギーを消費することにより、様々な環境問題を生み出していることを私たちは認識しなくてはならない。だからこそ、私たちはこの美しい地球で、豊かに暮らしていくために、エネルギー環境問題に積極的に関わっていかなくてはならない。特にこれからの世の中の担い手となる中学生たちのエネルギー環境問題に対する興味・関心を高めることが必要である。このような考えで、本校では「総合的な学習の時間」を活用し、エネルギー環境学習を実践している。

2学年合同授業などで学習効果を高める

本校の特徴の一つには異学年による学習展開が挙げられる。二年生と三年生の合同で、学習を行うことで、二年間、同じテーマを追求し、課題を発展させ、新たな疑問も追求することが可能となった。もちろん、上級生の学習の取り組みを下級生が学ぶという効果も期待している。次に各自の興味・関心を大切にし、それに応じた学習過程という点である。生徒が「これは面白そうだ。」と思えることは、どんな学習でも大切である。エネルギーに関することは、中学生にとって、問題意識が芽生える頃であり、特に、この学習では興味・関心付けが一層、重要である。この学習を共通学習と呼んでいる。

外部機関との連携で専門的な知識や情報を得る

この学習では体験活動を重視していることがポイントであり、これを実現させるために、外部機関(企業や研究所など)と連携を密に図っている。専門的な知識や情報を得られることのほかに、体験活動を行うための器具や方法などの提供をお願いできる。このような連携により、エネルギー問題に対する生徒の興味・関心がかなり高められている。共通学習の流れとしては、初めに全般的なエネルギー環境問題についての講演をして頂き、第二回目以降では学習課題に沿って、新エネルギー、水質や大気の汚染、原子力の四つのブースを設け、それぞれのブースにおいて体験活動を行うということで実施している。写真は第二回目の共通学習の模様である。水質汚染のコーナーでパックテストを利用し、汚染の様子を把握している。興味・関心の定まった生徒は、学習ハンドブックに載っている学習計画書を記入し、学習支援者(教師)と相談することにより、学習計画を作成しながら、課題解決までの見通しを描く。課題解決ではインターネット等を活用しただけの調べ学習にならないように、実験・観察などの体験学習を重視し、学習過程の中に位置付けている。また、課題解決の場面でも、実験・観察が必要であり、アドバイスを求める場面もあることから、継続して、外部機関との連携を図っている。

発表会を通じ、成果をまとめ、表現する

個々の生徒の学習内容はレポートなどにまとめ、各自で学習レポートなどの作成を行う。本学習では表現力の育成も目的に設定しているので、全生徒が行う講座内発表会と講師や地域の方々をお招きし、代表生徒が行う全校発表会と二つの発表会を実施している。今年度はエネルギー教育実践校とテレビ会議システムを活用した、討論会を計画している。

共通学習の様子
共通学習の様子

エネルギー教育全国協議会
※エネルギー教育全国協議会のホームページでは、さらに様々なエネルギー教育に役立つ実践や教材の情報を紹介しています。
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