富山・富山市立新庄中学校(寺西紀正校長、生徒数707人)で行われた2年生の技術・家庭科「技術とエネルギー利用 −電気はどのようにしてつくられ、どのように運ばれて私たちの生活を支えているのだろうか−」をテーマとした授業の模様だ。講師を務めるのは北陸電力(株)富山支店総務担当副課長の東海要氏。(1)発電の仕組み(方法・量・問題点など) (2)エネルギー資源のこと (3)送電・配電のこと (4)電気の無駄使い (5)自分たちでできる節約―などについて「電気の専門家」として講義を行う「出前講座」だ。
興味・関心を引きつける工夫豊富に
指導する大谷啓介教諭は「生徒による調べ学習や教師の説明、資料提示だけにとどまらず、専門家の視点が生徒の興味・関心を高め、生きる力としての『生活知識』を深めることができるのではないか。こう期待してお呼びしました」。
それだけに東海氏は送電線や配電線、本物の引込線を50センチほどに切った実物や手回し発電機などを提示して生徒たちの興味・関心を巧みに引きつけていく。「おおむね送電線には66,000から500,000ボルト、配電線には6,600ボルト、引込線には100または200ボルトの電気が流れています。見るとわかるでしょう。このように送電線は太い。太い線はそれだけたくさんの電気が流れるよう工夫されている証しです」
クイズ形式で「発電所からみんなの家まで、電気が到着するにはどれくらいの時間がかかるでしょう」と出題するなど、ちょっとした「演出」を加える東海氏。そのほかにもまだ理科で習っていない電流(A)と電圧(V)、電力(W)の関係式「W=A×V」についても、生徒たちがよく使うテレビゲーム機などの例を通じながら理解させていく。
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外部講師として授業を行う 北陸電力(株)の東海氏。 専門家としての授業は分かりやすく、 内容も詳しい

手回し発電を体験する生徒たち。 電気をつくる実験を体験した
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