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(01) 次世代のエネルギー資源に触れる オドロキから始める授業 |
| 岩手・釜石市立白山小学校 田村 治男教諭 |
(平成16年05月21日) |
授業の概要
対象学年:小学5年生
テーマ:日本のエネルギーを考えよう
教科名:総合的な学習の時間
授業計画:全5時間
第1次(1時間) 限りある資源
第2次(2時間) 未来のエネルギー 資源メタンハイドレート
第3次(2時間) 新エネルギーと原子力発電
ねらい:
1.資源には限りがあることを知る。
2.資源の枯渇は、様々な部分に影響が出ることを知る。
3.メタンハイドレートについて知る。
4.新エネルギーと原子力発電について知る。
準備:
・メタンハイドレート
・MH21のビデオ(石油公団より)
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岩手 釜石市立白山小学校 田村 治男教諭
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エネルギーを考える必要があるのに
子どもたちが生きている間に直面する深刻な問題に地球温暖化がある。その要因の中にエネルギー問題も含まれている。
しかし、子どもたちは、地球温暖化やエネルギー問題に関して興味や関心が薄い。エネルギーは目に見えず、実感できないからである。
そこで、次の授業を行い、エネルギーについて実感させた。
「なんとかなる」ではすまないぞ
一時間目、「夜の地球」のポスターを見せ、電気から発電へ、そしてエネルギー資源の依存と枯渇へと授業は進んだ。
「もっと早く生まれていればよかった」「オレの将来は絶望的だ」などという声があがった。エネルギーについて全く関心がなかった子どもたちが、「なんとかなる」ではすまないぞという雰囲気に変わっていた。
教室騒然!メタンハイドレートの授業
二時間目は、いよいよメタンハイドレートの授業である。「燃える氷」と呼ばれるこの資源は、日本で一年間に使う天然ガスの実に百年分になるという。今、最も注目されているエネルギー資源である。
メタンハイドレートの資源分布の世界地図や取り出すための海上施設を見せ、「何という資源でしょう」と問う。子どもたちは「石油」「ガス」「石炭」などと答えた。
「正解はこれです」と言いながら専用容器を見せた。その瞬間だ、教室が騒然となったのは。「え?何それ!」子どもたちの視線が一気にその容器に向けられる。
私は黙って容器からメタンハイドレートを取り出す。後ろの子どもたちは立ち上がってしまっている。「ええっ!なに?氷?」「白い!」「きれいだ」「ドライアイス?」などと言い出す。
「触らせます」と話すと「私にも!」「こっちにも!」と言い出す子どもたち。でも、私に出すどの手も緊張していてこわごわだ。
少量を次々に乗せていく。「あっ!冷たい!」「はじけてる!」「すごい!音が聞こえる!」と、初めて体験するメタンハイドレートにオドロキの声があがる。燃える氷という名前を紹介し、水の入ったビーカーに少量を入れる。ジューッという音と共に、激しく反応する。子どもたちはびっくりしている。
「今からこの氷を燃やします」と話すと、「えーっ!燃えるの!」という大声。にこっと微笑み、静かになった中、メタンハイドレートの融ける音だけが聞こえている。火を近づけるとゆっくりと青い炎を上げていく。「うわあ!」子どもたちのどよめきの声。
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何度か燃やして見せる。何度行っても、子どもたちはじっと黙って炎を見ていた。
授業後、子どもたちが言った。「先生、エネルギーの授業ってオモシロイね!」と。
二時間目の授業後、将来メタンハイドレートの研究開発に自分も参加してみたいという子がクラスの二五パーセントもいたという驚きの事実もあった。
そうなのだ、子どもたちはエネルギーの授業を待っているのである。
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メタンハイドレートの授業で 驚きの表情を見せる児童たち
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| エネルギー教育全国協議会 |
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※この授業実践はエネルギー教育全国協議会主催のエネルギー教育シンポジウムで発表されたものです。シンポジウムの詳細は同協議会HPをご覧ください。 |
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