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インタビュー
学生服特集=モデルチェンジ事例=
生徒主体≠フ新制服

〜大森学園高等学校 井上皓司校長に聞く〜
第12回 2007年2月26日付 本紙「学生服特集」から
写真 :
大森学園高等学校
校長 井上皓司氏
今年4月から制服リニューアル
集団美の中に個性も


―このたび制服のモデルチェンジを図った動機とはどのようなものでしょう?

 この4月から男女共学校としてスタートを切るというのが最大の要因です。本校は「日本の工業を支える技術者の育成」を目的とした工業高校として1939年に創立。以来、多くの人材を輩出してきました。しかし時代の変化に伴って人々の価値も多様化。本当の意味で社会に貢献できる人材を育成したいと、2005年からCHANGE!(チェンジ)≠合言葉に工業系4学科に加えて普通科新設、地上8階・地下1階の教室棟整備といった各種事業を行ってきました。その一環として今年4月から普通科共学化をスタートさせることになり、新大森学園高等学校を体現するものとして、新制服へのモデルチェンジを決めたのです。

―なるほど。1939年創立というと・・・。

 そう、2009年は創立70周年です。その時に挙行する70周年記念式典に生徒1〜3年生全員に新制服を着用させたい―。その実現のためには今年4月の新1年生から着用ということになりました。

―新制服のポイントとなるのはどのような点でしょう。

 生徒たちに「自分たちで選べる」という気持ちを持たせる点です。

―といいますと。

 男女ともワイシャツとブラウスに基本色の白の他に、女子はピンクとグリーン、パープルを、男子はブルーとグリーン、パープルをそれぞれ選べるようになっています。つまりは集団美を保ちながらも、個性を発揮できるように配慮しているのです。それと工業高校=誠実、勤勉というどちらかというと堅苦しいイメージがありますが、そこに「楽しい」という意識が醸成される。そのような雰囲気を持つ制服を求めました。

―教育目標で社会とのかかわりを重視していますね。

 そうです。ですから社会で通用する外見力≠培えるようにも配慮しています。やはり第一印象は非常に大切です。そのため着用当初の4月・5月にはきちんとした着こなし方に関する「制服セミナー」も実施する予定です。

―制服が生徒にもたらす効果に関してはいかがですか。

 直接目に見えた効果が表れるとは考えていません。しかし着用することで「自分たちは大森学園高等学校の生徒なんだ」というプライドを持てるようにしたいと考えています。『プライドを持つことで自身の内面が変わっていく→その変化を周囲から高く評価される→さらなる自己変革に努める』―というサイクルが生じて順調に回転してくれたらと期待しています。

―なるほど。それでは最後に今後の抱負についてお願いします。

 将来的には共学化を普通科から工業系の4学科へと拡大していきたいと考えています。同時に「社会に出てからも力を充分に発揮できる人材の育成!」という理念を堅持し、よりいっそう力を入れていく所存です。また制服については1989年に詰襟学生服からブレザー型にリニューアルしたことがあるのですが、その時の経験を生かして時々の生徒たちの実態や時代背景などを的確につかみ、よりよい制服へとマイナーチェンジしていくことも考えています。

大森学園高等学校の新制服
▲大森学園高等学校の新制服
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