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オーストラリアでTESOL(英語教授法)を学ぶ
オーストラリア大使館参事官パトリック・クレメン氏に聞く |
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| 第1回 2006年4月3日付 本紙「英語特集」から |
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写真 :
パトリック・クレメン氏
オーストラリア大使館参事官(教育・科学・訓練)
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■夏休みを利用しての短期研修も可能
国際コミュニケーション言語としての英語の役割が高まるなか、学校の英語教育でも「読む、書く、聴く、話す」をバランスよく取り入れ、教師自身が実際に英語で話すことが求められています。
こうした授業を実現するために、教師は英語教授に関する専門能力を高めなければなりません。特に、英語を母国語としない英語教師は、口語をベースとした実践的な会話力や、コミュニカティブ・アプローチの教授スキルの向上が課題とされています。
英語教授法は、一般にTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)と呼ばれ、英語以外の言語を話す人に英語を教える専門技術を意味しています。オーストラリアの大学や専門学校、州政府教育省などTESOL専門機関では、すぐれたスキルを持つ有能な英語教師の養成を目的とした「TESOL・英語教授法プログラム」が確立されており、日本をはじめするアジアや、ヨーロッパ、南米諸国などから多数の受講者を受け入れています。
■柔軟なコースプランと多様な受講形態
専門機関は、優秀な人材を備え、オーストラリア国内外で柔軟かつ実践的なプログラムを提供しています。とりわけアジア、南米諸国など海外での指導経験と専門知識を併せ持つ多彩な人材に恵まれており、海外の政府機関や民間団体とも協力しながら、数々の優れたプログラムを実施しています。
コースは二週間から五年間の博士課程まで多岐にわたり、個人や団体のニーズに即したフレキシブルなプランニングが可能です。また、オーストラリア国外でのコース実施や、通信教育やオンラインを組み合わせて受講することもできます。TESOL・英語教授法、言語学、応用言語学、成人教育分野でのグラジュエート・ディプロマ(大学院レベル)および修士号の取得が一般的ですが、ワークショップや夏季研修を設けているところも多く、現職の教師が学校の休みを利用して学ぶこともできます。
日本からも全国の英語の指導主事の方々を対象に、オーストラリア国内の大学での研修の実績があります。また、大学院修学休業制度を利用し、TESOL修士号取得を目指して勉強されている日本の英語教師も増えてきました。
■質の高い教育を保障する政府のサポート
こうした個々のニーズに応じた学習スタイルを選択できるのは、「オーストラリア教育資格システム」によって、大学学部課程から大学院課程に至るまでのさまざまな資格や学位を全国的に認定しており、多くの専門機関が、長期の資格・学位コースに進む際、短期コースで取得した単位の互換や認定を行っているからです。
また、オーストラリアでは、すべての学生に質の高い教育を提供するための保証システムが確立しています。特に、留学生に対する適切な教育を保証するために、世界的にもめずらしい「留学生のための教育サービス法」を制定しています。これにより留学生を受け入れる全ての教育機関は政府への登録を義務づけられ、教育内容や設備などのクオリティーが保証されています。
■多文化社会で発展したTESOL
オーストラリアは世界で最も多様な文化を持つ国として、英語を母国語としない人々に対する英語教育において確固たる歴史と経験を築いており、世界中の二百を超える国々からの移民のために実践的な英語教育プログラムを提供しています。既に五十年以上にわたり、成人移民英語教育プログラムや、英語を母国語としない子どもたちのための小・中・高等学校でのESLクラスなどが全国規模で実施されてきました。
また、毎年世界中から多くの留学生を受け入れています。約四十年にわたり、一般英語から専門英語、ビジネス英語、そして教師対象の英語まで、幅広い英語教育を行っています。
こうした背景のもと発展したオーストラリアのTESOL教育は、その優れた専門性で国際的にも高い評価を受けています。
【オーストラリアのTESOL教育についての問い合わせ】
オーストラリア政府国際教育機構・オーストラリア大使館 : 電話03(5232)4164 |
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